
オツと名乗るこの
オッサンの言うことが
図星すぎて
これまでの事と重なって
怒りが
驚きに変わってゆく。
戸惑ったままカエルの姿焼きを食べる
ゆみにオツさんは続けました。
オツ♡「オーダーした後も今のように
シェフがオーダーのものを作っている最中は
まだ前のものが出されるんだよね。
それは宇宙が親切だから。
ゆみちゃんに何かを与えていたいから。
だからもし
自分の宇宙がくれているものが
自分の好きなものではないなら
『自分はちゃんとオーダーしたか』
オーダーしたのなら
『これはどうやったらあの願いに繋げられるのか?』
って工夫すればいいよね」
ゆみ「でもそれが本当ならズルくないですか?
誰も教えてくれなかったし、
それを知っている人だけが得しますよね?
どういった仕組みで知っている人と
知らない人ができるんですか?」
何かエコひいきとか
ワイロでもあるんですか?」
オツ♡「あはは!そうだな!
この話は思い出さない人の方が多いかもしれない。
ただ、どこかでよく聞く話のはずなんだ。
ところが、この話を聞いても試し続ける人がなぜかあまりいないね。
試してくれたら楽チンハッピーで人生はもっと楽しくなるんだけど」
「さぁ、どうする?」
と、目の前でニコニコしながら
注文した
ローストディアーと
猪の赤ワイン煮込みを
美味しそうに食べるオツさんを見つめるゆみ。
ゆみ「ショートケーキはデザートにして、
旬の地元野菜のポトフください!」
あなたはどんなオーダーをしますか?
きっと想像以上に美味しい食事が出て来ますよ。
楽しみですね。
『メニューのないレストラン〜カエルの姿焼き』おわり